

戦後のいま先日、83歳になる地主さんと打合せをしました。土地の打合せだったのですがいつの間にか地主さんの戦争時の話しになりました。徴兵はハガキ一枚の連絡で有無を言わせず、地元にも憲兵がいて、逃れることは出来ない状況であったようでした。飛行隊の訓練を茨城県の土浦で行い、特攻要員だったそうです。いざ特攻と言うときに終戦を迎え命を失わずすんだそうです。終戦後横須賀に移され戦後の混乱を何とか生き延び上野から7時間かけて長野に帰ってきたとの事。長野も戦火の足跡が残り家の庇の一部が空襲により壊れていたそうです。食べ物も無く横須賀で何とか手に入れた食料を上野駅で盗まれそうになりながら持ち帰り家族で分けたとのことでした。今思い返すと本当に大変だった。その後のいろいろな困難もその時を比べればどうってないなと回想しておられた。その横顔はなんともいえない哀愁に満ちていた。私の祖父も戦争に行った。88歳だ。戦争では生き延びたが先日脳溢血になり左手、左足に麻痺が残った。その祖父がいるから今の自分がいる。当たり前のように生きている厚顔な自分を省みる日になった。
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